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Vestaの語源 ギリシア神話において、オリュンポス山の山頂に住まうと伝えられる12柱の神々とは、主神ゼウスをはじめとする男女6柱ずつの神々である。その中のひとりで12柱目のヘスティアーは、(古希: ΕΣΤΙΑ, Εστία, Hestiā)は、ギリシア神話に登場する炉の女神である。炉は家の中心であり、家庭生活の守護神として崇められた。炉は火を使うため、犠牲を捧げる場所でもあることから、祭壇、祭祀の神でもあった。家庭の守護神は、家庭の延長線上にある国家の守護神とされ、ヘステアーの炉は聖火として神事の場で取り扱われるようになる。ヘスティアーは神話によれば、クロノスとレアーの長女であり、したがってゼウスらの姉であり、夫や子はなく、処女神とされる。ポセイドーンとアポローンに求婚された事もあるが、その際、ゼウスにすがって永遠の処女を守る許しを得たという。そして、結婚の喜びと引き換えに、全ての人間の家でその中央に座すこと、犠牲の最良の部分を得ること、すべての神殿で他の神々と栄誉をわかつこと等の特権を得たという。 ローマ人は、紀元前6世紀から ギリシアの影響を受けて、ローマ古来の神々をギリシア神話の神々と同一視し、その結果、ローマ固有の神に対するギリシアの神が決まり、さらにギリシア神話の物語を積極的にローマ神話に取り入れたため、ローマ神話はギリシア神話と密接な関係を持つようになった。 ローマ神話に登場する女神で竃の神、転じて家庭の守護神で、処女神とされ、その神像はなく、火が崇拝の対象となったのが、ヴェスタ(Vesta)である。

宿に灯る暖炉の火からヴェスタの名前が生まれ、1960年10月7日に東京都スキー連盟のクラブとして設立されました。